卓球Q&A〜小柄な体系の戦術を教えてください

卓球Q&A小柄な体型の戦術を教えてください

 

 

どうもテナジーです(^^♪

 

読者さんから卓球に関する質問をいただいたので回答していきますね。

 

 

卓球Q&A〜小柄な選手の戦術は?

 

 

Q

 

小柄な体型の戦い方を教えてください。

 

中学2年、男の子(シェークで裏表)小学6年、男の子(シェークで裏裏)

 

小学3年、女の子(シェークで裏裏)です。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

A

 

僕自身が、あまり体型のことについて、意識して戦術を組んだことがないので、参考にならないかもしれませんが、一応書いてみますね。

 

もし参考になればどうぞ(^^♪

 

 

 

 

僕自身、小柄な体型で、力もあまりないタイプですが、このタイプの選手は、技術力で差をつけるのが一番だと思います。

 

 

かなり当たり前のことを書いていますが、小柄な体型の選手が、パワーで劣る大柄な選手に力で挑む卓球をしても、基本的に勝ち目がない気がします。

 

 

技術VS力の構造にもっていかないと、元からのハンデが大きいのですから。

 

 

ですので、台上のプレーですとか、ラリーでのミスを減らし、粘り続けられるとか、パワーでない部分で差をつけるというのが、最も効果的かと思います。

 

 

※念のため、書いておきますが、もちろん、小柄な選手に、パワーが不要という意味ではないです(笑)

 

 

で、これに加えてもう一つ、僕が重要だと思うのが、強打を決まりやすくする工夫をするということです。

 

 

具体的に言うと、サーブからの崩し、強打のコースどり、台上でのフリック、

 

 

この3つを意識した戦術が重要だと思います。

 

 

※他にも、細かい工夫はいろいろできるので、考えてみると良いかもしれません。

 

 

いくら小柄な体型の選手だからと言って、攻めの強打をしないという戦術で勝てるほど、さすがに甘くないですよね。

 

 

スマッシュ、ドライブ、この辺の強打はやはり点の取りどころと言え、度外視して考えることは出来ません。

 

 

ですが、ある程度卓球のレベルが上がってくると、もともとパワーで、差がある小柄な選手の強打は、なかなか打ちぬけない傾向にあります。

 

 

大柄で力のある選手なら、回転量や、スピードで押し切れるところですが、小柄な選手はそうはいかないですよね。

 

 

スマッシュを打ち続けても、簡単にロビングでねばられてしまう、ドライブを打っても、回転量が足りないので、簡単にブロックされてしまう、速度がないので、ノータッチで打ちぬくことができないETC

 

 

ここをいかに、他の技術でカバーし、力の差をなくすか?というところが大事です。

 

 

力が足りないという弱点の部分を力をつけることで、補うのではなく、技術でカバーするという感じです。

 

 

では、具体的に3つを見ていきますね。

 

 

サーブからの崩し

 

 

サーブを強化することで、相手を大きく崩し、強打を打ちぬきやすくします。

 

 

例えばですが、力のある選手なら、サーブで大きく崩さなくても、回転量のある下回転をだして、とりあえず、普通のツッツキを誘って、ドライブ

 

 

これでも、打ちぬけます。

 

 

しかし、小柄な選手が同様な戦術をしても、肝心のドライブが決まらないですよね。

 

 

そこでサーブに変化をつけて、相手のレシーブを浮かす、長くする、サーブのコース取りで左右に大きく崩し、反対を開ける。

 

 

このへんの戦術を意識し、また、技術を磨くことで、強打が決まる状況を生み出せます。

 

 

また、サーブを磨くことで、サービスエース自体も狙えるので、これも利点と言えます。サーブでしとめれば、力は関係ないですから。

 

 

僕の得点パターンでも、この戦術による、点の取り方はかなり多くをしめてます。

 

 

サーブで崩して、打ち合いになる前に、強打で終わらせる。

 

 

極端な話、力のある選手なら、かかりのある、相手に打たれない下回転があれば、強打で何とかなりますが、

 

 

小柄な選手はそうはいかないですから、サーブの質がかなり重要であるといえます。

 

 

強打のコース取り

 

 

これは、言うまでもなく、文章のままです。

 

 

小柄な選手が、スマッシュを甘いコースに打ち続けても、簡単にロビングで粘られる、カウンターされるという感じになってしまいますよね。

 

 

力のある選手なら、極端な話、ど真ん中に打っても、打ちぬけるかもしれませんが、小柄な選手の場合は、ある程度、厳しく打っても、だいたい返ってきます。

 

 

ですから、強打のコース取りには、最大限、気を使うのが鉄則です。

 

 

スマッシュ・ドライブを、左右の白線にバシバシ打てるようにして、力の差を埋めましょう。

 

 

また、相手が後ろに下がっている場合なら、前への揺さぶりを混ぜるのも、大事です。

 

 

小柄な選手がスマッシュだけで、打ちぬくのはつらいですから、

 

前へ寄せてからスマッシュ、スマッシュしてからの短いストップで仕留めるという戦術をとってもかなり有効です。

 

 

台上でのフリック

 

 

最後はフリックです。

 

 

フリックをするボールは、相手の短いサーブがメインなので、フリックができれば、距離が短いところからボールを打たれた相手は、対応に追われ、守りが手薄になります。

 

 

フリックで相手を大きく、崩し、返球を強打で仕留めるというイメージです。

 

 

また、フリックだけでなく、相手のサーブを打つ技術を高めるというのも、効果的です。

 

 

やはり、サーブを打たれてしまうと、その対応で相手は、精いっぱいになりますから、返球をコースに厳しく強打することで、打ちぬける可能性が高くなります。

 

 

サーブを打った段階では、決められなくても、その後の返球で仕留める、ラリーの主導権を握って、テンポで圧倒という感じですね。

 

 

以上の3つを意識した戦術は、相手にボールを打たせないというところも、一貫しています。

 

 

自分の強打が決まる確率が低いなら、攻撃の主導権を持ち続け、時間をかけて点を取るということですね。

 

 

サーブ、レシーブで崩せば、その後のラリー展開の形を大きく決めますし、コース取りの厳しさは、カウンターの機会を与えず、ラリーを支配します。

 

 

おまけのポイント

 

 

ライジングを混ぜる

 

 

※ライジングを知らないかたはこちらをどうぞ→卓球でライジングを使えるようになろう

 

 

これは、小学生や、中学生には、高度な技術だと思うので、難しいかもしれませんが、ライジングを混ぜて、ラリーのテンポを上げてみても良いとおもいます。

 

 

打点の速さで相手を圧倒する、丹羽選手の卓球みたいな感じですね。

 

 

全てのボールをライジングしなくても良いですから、決め時や、いけそうなボールの時にやって、テンポを速めてみるということをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

フットワークを軽く

 

 

一般論ですが、大柄な体型の弱点は、体の真ん中、小柄な体型の弱点は、左右、と言われています。

 

 

大柄な体型の選手は、手が長いので左右のボールへの対応にたけている代わりに、逆に真ん中のボールは、とりづらい。

 

 

小柄な体型の選手はその逆で真ん中はとりやすいが、左右に弱点を抱えている。

 

 

ですから、この弱点を補うという点で、左右へのフットワークを磨いてみるというのもひとつの考え方かもしれません。

 

 

 

 

さて、以上ですが、最後に一言だけ。

 

 

質問者さんの指導しているお子さんは、小学生と中学生ですから、そもそも、小柄なことを気にして戦術を組む必要はあるのか?

 

 

ということは、考えた方が良いかもしれません。

 

 

指導しているお子さんがどれくらいのレベルかわからないので、予想ですが、小学生や、中学生のレベルなら、体型の差はそこまで大きく出ない気がします。

 

 

子供たちの卓球は、基本的なプレーや、技術がものをいう世界ではないかと。

 

 

特に卓球は体型のハンデも、他のスポーツに比べて少ないのですから、小学生〜中学生くらいでは、そこまで気にする必要はないのではとおもえます。

 

 

これからより高いレベルの卓球でやるときに困りたくないというような意識の高い、お子さんなら別かもしれませんか(^_^;)

 

 

まあ、僕は高校から卓球を始めた身なので、あまり下手なことは言えないですし、どちらが正解と言い切ることも出来ない気がしますけどね(笑)

 

 

では、これでまとめて終わりにします(^^♪

 

 

卓球Q&A〜小柄な選手の戦術〜まとめ

 

 

技術VS力の戦い方をする

 

強打を入りやすくする工夫を

 

ラリーを支配し、主導権を与えない

 

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ただ前にも言った通り、すべてのノウハウが絶対正しいとは限らないので、自分がこれは使えると思ったことを取り入れるようにしてください。

 

 

※ちなみに初心者の方にはお勧めできないです。ごめんなさいm(__)m

 

 

弱点としては、文字が多く、写真が少ないので読みづらいところですが、これは裏を返せばそれだけの情報量が詰まっているということでもありますので仕方ないかと思います。

 

 

興味のある方はぜひ一度読んでみてください(^^♪

 

 

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