続・卓球戦術ノート〜卓球がうまくならない人にお勧めの本
卓球がうまくならない人に僕が、このサイトで紹介しているのが、続・卓球戦術ノートです。もうかなりお勧めです。
卓球王国がだしている本で、作者は元プロカットマンの高島紀夫さん。
で、この本がなぜ、卓球がうまくならない人にお勧めかというと、理由が3つ。
従来の本とはちがう書き方、豊富な知識がのっている、戦術に対するアプローチが深い、自分で考える力が付く。
の3つです。
従来の本とは違う書き方がされている
よくある卓球の本というのは、正直、基礎的な打ち方や、打法にとどまるものがとても多いです。
本屋で見渡してみても、ほとんど同じような内容を別の人が書いているだけ(^_^;)
ラリーの打ち方が書いてあって、スマッシュの仕方が書いてあって、ドライブのやり方が載っていて・・・
このタイプは、卓球を始めたばかりの初心者さんには、基礎から丁寧に解説していますし、写真も豊富で、ありがたい本たちですが、
正直、ある程度経験を積んだうえで、卓球がうまくならないと悩んでいる人には、参考にならないですよね。
本のタイトルは、もっとうまくなるとか、みるみる上達みたいに、書いてあるので、期待して中身をみると、知っていることばかり、フォームのことばかり。
ですが、この続・卓球戦術ノートは、全然違う。章立てを見ただけでもわかるんですが、
第1章 打法と戦術
第2章 戦型別攻略法
第3章 打法の賢い使い方
第4章 試合で困らないための「対処法」
第5章 戦型別これからの戦術
第6章 実戦での戦術の使い方
ばりばり、経験者向けの内容。むしろ、初心者では何が書いてあるかわからないくらい(^_^;)
しかも試合で勝つことを徹底的に意識して考え方を詰めてます。1球が勝負を分ける世界でやってきた人が書いただけあるという感じですね。
それだけに、一定の壁にぶつかって、そこからレベルアップできない人、長年、卓球しているけど、全然うまくならない人、なにか突破口となるきっかけが見つかるかと思いますよ(^^♪
戦術に対するアプローチが深い
本のタイトルを見てもわかる通り、勝つための戦術がかなり詳しく載っています。書店によくある本は、打ち方の解説、フォームの解説ですよね。
戦術が本当に、詳しく載っている本はあまりない。
そして、卓球がうまくならない人の傾向として、このサイトでも書いたことがあるんですが、
きれいなフォームにしたいとか、速いボールを打つにはどうしたら良いかとかばかり気にしてしまう人がものすごく多い。
もちろん、フォームやパワーも大事ですが、それで戦術をおろそかにしてしまうパターンに陥ってしまうんです。
コース取りより、速いドライブを打つためにフォームに悩み、前に進まなくなってしまうみたいな(^_^;)
でも、この本をみれば、戦術がいかに大事か、戦術が勝敗のカギを握っていることが丸わかりになると思います。
卓球は頭を使うスポーツだと言われますが、正直ここまで奥深いかと、僕も読んでいて感じました。
ただ、戦術に多くページを割いているせいか、文字が多く、イラストが少なめなので、正直、読みづらいのは難点です。
まあ、それだけ情報量があるということなので、良い本の証だと思いますが(笑)
自分で考える力がつく
僕が、続・卓球戦術ノートをうまくならない人にお勧めする最大の理由はこれです。
上手くならない人にかけている考える力が付きます。
例えば、この本の出だしの部分では、
「日本の指導者の多くは、初心者を教える際にフォームを最優先して考え、バウンドの頂点を打てと教えるが、これは大きな間違いである。
といきなり、おっとというような内容がきます。
ほかにも、よく卓球で言われている、左右にボールがきたときには、フットワークを使い足を動かせ、楽をするな、という考えに対して、
「現代卓球では、極力足を動かさず打つのが鉄則」と書いてあったり
従来指導されてきていることとは、外れた考えを紹介しています。
これらが正解か、不正解かは、おいといて、卓球がうまくならない人には、こういった独自の考え方が薄いです。
つまり、自分で考える力が不足しがち。
コーチの言うことを絶対だとおもっていたり、セオリーを外れたプレーは最初から眼中にないとか、正しい打ち方は一つしかない・・・
みたいな感じに最初からなっている人が多いです。本当に(^_^;)
僕の感覚だと、うまくならない人の80〜90%くらいがこの傾向にあると感じるくらい。
そこで、続・卓球戦術ノートの中で、紹介されているいろんな考え方や、視点を参考にしてみてほしいんです。
きっと、考える力が付くはず。自分で考えられるプレーヤーになれれば、あとは勝手に上達していきます。
ここを突破できれば、今まで見えてこなかった世界が見えてきて、自分がうまくならない原因が見えてくるのではと思いますよ。
では、ぜひ一度読んでみてください(^^♪
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