卓球 サーブイップス克服〜卓球イップスに関する質問
卓球・イップスに関する質問が来ました。質問、ありがとうございますm(__)m
さっそく、回答していきたいと思います。
※大きく、Q→A・イップスの原因→サーブイップスの克服法という記事の流れになっているので、一般の読者さんは、必要なところから参考にどうぞ。
卓球Q&A〜イップス
Q
イップスかもしれないです。
ずっと得意だったフォアサーブが出せなくなりました。特に下回転サーブがだせません。
あげくの果てには練習の時でさえ、手がうまく動いてくれなくてミスしてしまします。
ずっとサーブ練習してるのに全くできるようにならず周りから言われたい放題でつらいです。イップスになった事がない人には全く理解できない事みたいなのでつらいです。
A
おそらく卓球・イップスだと思います。
悩みに対する僕の考えを、順番に書いていきます。
フォアの下回転について
まず、下回転が特に出せないのは、他のサーブよりもフォアの下回転は繊細な動作だからです。
僕もサーブのイップスになった時に、横回転と、上回転よりも、下回転を直すのがきつかったので。
今でも下回転のコントロールは多少ばらつきますし、昔ほどは、うまく出せません。
卓球・イップスの原因について
質問者さんの、フォアサーブが出せなくなった直接の原因がはっきりとあるのか、ないのかわからないので、アドバイスをするのが難しいのですが、(イップスになった直接の原因が、もしあるなら、メールをまた、もらえるとうれしいです。)
まず、卓球・イップスを克服する方法については、卓球・イップスについての記事で述べた通り、はっきりとはわかりません。
ただ、イップスの原因は、精神的なものがかなり大きいのではないかと考えられます。
もちろん技術的な面を克服すれば、ある程度治る可能性もあるかもしれませんが、完全に治すには、精神面の克服も大きいです。
サーブをうまく出さなければならないと意識しすぎる→体が緊張する→逆にうまくいかない
という感じで精神的なものが大きく影響してる可能性が高いです。
一回、サーブがうまくできなくなってしまうと、次は絶対に成功させなければならないという、脅迫観念にとらわれ、筋肉が必要以上に、硬直してしまいます。
そうすると、細かいコントロールが効かないという状態になってしまいます。
※意識していなくても自然と筋肉がこわばってしまう、状態になってしまうことももちろんあります。体が勝手に、サーブのコントロールを、意識している状態です。
卓球・サーブイップスの克服
卓球・イップスを克服する方法をあげてみます。
完全にこれで治るかはわかりませんが、トライしてみてはどうでしょうか?
※質問者さんが、サーブのイップスなので、サーブイップスの克服をかんがえます。
精神面の対策
サーブのコントロールを意識しないようにしてみる
これは、サーブを意識しすぎるのを防ぐためです。
力を入れずにサーブをし、入るようになってきたら、徐々に力を上げていく。
イップスの状態で、力を入れてサーブをしても、うまくいきません。
体がこわばっているので。
まずは、コントロールがちゃんと、きくくらいの力の入れ具合から始め、徐々に力のパーセントを増やしていくと良いと思います。
イップスは、サーブが入らないと意識が強くあることが、問題の根底にあるので、
入る力の具合でサーブをはじめ、自信をつけながら徐々に、サーブの強さを上げていくという方法を試してみては、どうでしょうか?
サーブ練習をやめてみる
サーブ練習をしすぎると余計、意識しすぎて悪化する可能性があります。
サーブ練習をすればするほど、うまくできない→自信を失う→悪化
という傾向をたどるので、一度サーブの練習をやめてみるのも良いかもしれません。
技術的な対策
イップスは、精神的なケアをしても、治らない場合も多いです。
イップスになった時点で、意識しないようにしていても、かってに意識してしまう方が多いので。
まじめな選手ほど、何とかしたいという思いが強く、どこかでイップスを意識してしまいます。
技術的な面からの修正は、かなり難しいですが、対策を上げてみます。
技術面を徹底的に意識することによって、作り直すという方法です。僕はこの方法である程度、ましになりました。
打点を見直す
コントロールの基本は打点なので、ボールが高くなってしまうなら、打点を低く、低すぎるなら打点を低くします。
ただ、このように意識しても、体がうまく動いてくれず、うまくいかないことが多いです。
ラバーへのあてかたを見直す
サーブが長くなってしまうなら、薄く、短すぎるなら、ラバーに厚くあてます。
ラケットの当て方を見直す
例えば、下回転なら、ラケットがちゃんと平行に入っているのか、みたいな感じです。あて方が知らずのうちに、斜めになっていたりすることがあります。
基本から徹底的に見直す
これは、野球でイチロー選手が、イップスになったときに、この方法で克服したそうです。
今でも完全に治ったのかは本人もわからないらしいのですが、やってみる価値はあります。
初めから、一歩、一歩見直していく。
イップスに気を取られて、足元がおろそかになってはいけませんし、フォームがこわれたなら、初めから丁寧に作り直していくという方法だと思います。
イチローいわく、小さな目標を立てて、それを着実にクリアしていく。その積み重ねを繰り返す感じにやったそうです。
小さな目標を立て、最初からクリアしていく。
これが大事だと思います。
いきなり大きな目標を立てる、イップスでいうと、最初から全部直すのは、難しいですし、
失敗すると、自信を失い、悪循環なので、小さな目標をクリアしていって、自信をつけていったんだと思います。
サーブを打つ瞬間に力を入れる
うまく出そうとしすぎて、サーブの前から必要以上に力を入れているのかもしれません。
イップスになっていない人なら、サーブを100%の力で出すにしても、サーブの前→10%、サーブの動作中、50〜60%、あてる瞬間→90%〜100%の力となっているはずです。
イップスの人は、サーブをちゃんと出そうとしすぎて、筋肉が最初から緊張している状態。
サーブ前、80%、動作中、100%、あてる瞬間→100パーセントみたいになっている場合があります。
あたる瞬間にに100%の力が出せればいいわけで、それまではリラックスしたスイングを心がけてみてはどうでしょう。
僕はこの方法で出したら、ロングサーブがある程度、うまくでました。
イメージでいうと、福原選手のサーブ、特に福原選手のロングサーブを見て、イメージをしてみると良いと思います。
また、だめなら、あてるまでは、全く力を入れずに、あてる瞬間だけ100%の力でもいいはずです。
力をより抜けますし、どのみちあてるときに100%になればよいので。
これでもうまくいかないときは、あてるときを、60くらいにして、うまくいき始めたら、100に近づけていくというもアリだと思います。
ラバーを変える
他の人のラバーで打つと不思議とうまくいったりします。
普通に打っていて、コントロールが長くなったり、高くなってしまうことの方が多いなら、、今のラバーより弾みを抑えたラケット・ラバー。
短すぎるなら、より弾むラケット・ラバーにしてみたり。一回、他の人に借りて、マッチするラバー・ラケットの組み合わせを試してから変えてみるのをお勧めします。
☆イップスのコントロールのブレを、道具で修正します。
何より、これでうまく出せるなら、しばらくはそのラバ―やラケットを使い続けることによって、サーブをちゃんと出せるという自信を取り戻すことができます。
そのまま、そのラバーにあわせてプレイスタイルを変えていっても良いですし、自身がついてから、元のラバーに戻して、もう一回治ったか試してみる、直す取り組みをするという感じにやってみるとよいかと思います。
気づいたことをメモしておく
イップスは何か、きっかけをつかめると、克服できる可能性があります。
うまくいく→自信がつく、→自信があるからリラックスできる→もっとうまくいく→もっと自信がつく→治る
というイメージです。
このきっかけをつかむためには、なんでもいいので、気づいたことをメモしておくと、後で、ひらめくことがあるかもしれません。
また、イップスを悪化させないためにも、これは、少しうまくいった、うまくいかなかったということを、記録しておくと、後で、助けになる可能性があります。
注意
精神的な面からのアプローチと、技術的な面からのアプローチを同時に行うのは、お勧めしません。
技術的な面から、解決を図ると、どうしても、イップス自体を意識するので、精神面をケアできませんし、精神的な面から、解決を図るなら、技術面は意識していては、まずいです。
また、精神面からの、解決を図る場合、短期間だから、うまくいかない可能性もあるかもしれません。
長期間試すのは、リスクがありますが、最悪、どうにもならない場合は、長期的に精神面から解決を考えてみるのも、アリだと思います。
周りの人との、かかわり方
イップスについて周りから、理解されなく、いろいろ言われると、きついですよね。
なってない人からすると、この症状は理解しがたいみたいです。
でも、そこでますます落ち込んでしまうと、余計、イップスを意識してしまいますから、あんまり気にしないようにしましょう。
周りからはいろいろ言われてつらいかもしれませんが、周りがなんと言おうが、「自分がどうありたいのか?」が大切だと僕は思います。
また、イップスを知らない周りから、いろいろ適当なアドバイスを受けるかもしれませんが、あまりに真に受けなくてよいです。
いいと思ったら、取り入れてみるのは全然アリですが、イップスを知らない人のアドバイスなので、適当なことを言っている場合も、あるかもしれませんし、あまり人のアドバイスばかり鵜呑みにしていると、どんどん悪い方向に行きますので。
人のアドバイスは、自分で考えてよいと思ったら取り入れるというスタンスが良いです。
もちろん真剣にアドバイスをくれている人でも、例えば僕のアドバイスも、使えないなと思ったり、この方法じゃ変わらないと思ったら、やらなくてもいいですし、途中でやめても大丈夫です。
人のアドバイスはあくまで参考、すべてを聞く必要はないです。
イップスになる人は、まじめな人が多いので、人の意見を、全部、丸のみする傾向があります。
質問者さんも、他のイップスになっている人も、もし、この傾向がありましたら、注意してください。
もちろんイップスになっていない、他の技術においてもいえることです。
☆イップスについては知らない人が多いので、正直にイップスであることや、症状、大変さを説明してみてもよいかもしれません。
勇気のいることなので、打ち明けてみるかは、自分次第ですが、もしかしたら、理解して協力してくれる人がいる可能性もあります。
まあ僕は打ち明けたことないですけど(^_^;)
最後に
質問者さん、また、卓球・イップスで苦しんでいる人、頑張っている人のために、僕のお勧めの曲を紹介します。
僕の大好きな、the pillowsというバンドが歌っている曲です。
特に紹介する2曲は、つらいときに、いつも心を支えてくれる、僕の大好きな曲です。
長くなってしまったので、内容は語りませんので、実際に聞いてみてください。Yutubeの公式リンクを貼っておきます。
気に入ってもらえるとうれしいです(^^)
the pillows funny bunny 公式PV yutube
the pillows ハイブリットレインボウ 公式PV キングレコード yutube
☆卓球・イップスの克服はとてもつらいですが、めげずに頑張って行きましょう。ファイト!
ではこの辺で、おしまい(^^♪
the pillowsに興味を持ってくれた方へのお勧め!
さっきのPVを見てくれた方へのお勧めは、the pillowsのベストアルバムです。
もちろん、さっきの2曲も入っていますし、他にもいろんな良曲が入っています。
聞けば聞くほど、深みにはまると思いますよ。
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