アドバイザーは必要か〜卓球Q&A
どうもテナジーです(^^♪
前回の卓球Q&Aの質問者さんから、また、メールをもらいました。
内容的に、また回答を求めていたのか、わからなかったのですが、気になることが2、3ありましたので、一応、書いていきますね(^^)
ちなみに前回の記事はこちら→練習しても勝てない状態を突破する
卓球のアドバイザーは必要か?
今回いただいた情報
早速の長文のアドバイス有難うございました。
始めたころにはもっと強かったです。怖いもの知らずで、大学で練習させてもらってきました。レベルが違うので迷惑と言われました。今はスランプなので、アドバイスを受けています。
1時間3000円を払っています。練習しかないよ。と言われるが、これが嫌です。練習の中身が問題だと思っているからです。もうすぐ還暦です。体力も落ちてきています。
全日本のマスターズにでれたらと夢を見ていますが、まず、市民大会ですね。
アドバイザーは年齢ほぼ同じで中央大学卓球部で若い頃は全日本に出ていたらしいです。テナジーさんも書いてますが、自分で考える。
私の場合はメンタルの病気をかかえているので思考能力が無いのがネックです。同じことを注意されるので、楽しくないです。ラリー等時々はさせて欲しい。
ホームの改造を徹底的にやるそうです。苦しさもひつようですかね。
A
まず、ご丁寧にメールをいただきありがとうございますm(__)m
で、僕が特に、気になったのは、アドバイザーの方・関連のことですが、その本題に行く前に、前半部分も答えておきますね(^^)
※本題が気になる、一般の読者さんは、読み飛ばして、
真ん中らへんの「アドバイザーは必要か」?から読んでもらってもOKです。
始めたころはもっと強かった。
これはきついですね。
ただ、2年間は毎日練習していた、状態から、練習時間が週一になったことを考えると、当然なのかもしれません。
もちろん、フォームをいじりすぎたりして、実力が悪化しているということも考えられますが。
まじめな人ほど、考えすぎて深みにはまってしまうので(^_^;)
まあ、あまり気にしてもしょうがないので、これに関してはこの辺にしときます。
レベルが違うと迷惑だと言われたことについて
これは仕方ないことですね(^_^;)
大学の部活はどこでも、レベルが高いのが前提です。高校や中学とちがい、本気で部活に取り組んでいる人が多いですから。
で、ちょっと思ったのですが、いま、質問者さんは、大学の卓球部で練習しているとのことですが、環境を変えて他の所で練習してみるというのは、どうでしょうか?
特に、これといってうまくなれる根拠があるわけでもないですが、一定の場所だけで、練習をしていると、どうしても、世界が狭くなりがちだと思いますので。
ほかの場所でも練習してみる。どうでしょうか。
全日本のマスターズを夢見ていますが、まずは市民大会
いいですね。全日本のマスターズ。僕は応援しますよ(^^♪
目標が高ければ、モチベーションも上がりますよね。
で、質問者さんの言う通り、まずは、市民大会。
この考え方で良いと思います。
目標を大きく持つのは、OKですが、足元が見えてないと、困りますから。
大きな、目標を達成するのは、日々の小さな目標の積み重ねが大事だと、僕は思います。
小さな目標をクリアして、クリアして、これを繰り返して行って、その先にあるのが、大きな目標達成ですよね。これが逆になってしまったら、絶対無理ですから。
体力の低下など、あると思いますが、心に限界はないです。質問者さんのモチベーションがあれば、どんどん上達していけると思いますよ。
では本題に入りますね。
アドバイザーは必要か?
まず、アドバイザー自体をつけることについては、良いか、悪いかというのは、一概にきめることはできません。
これは、アドバイザーの方の力量や、その人の問題もあるので、絶対良い、悪いを決めることは出来ないからです。
だから、最終的には、質問者さんを含め、個人個人の方がどう考えるかということになります。
で、ここからは、質問者さんのアドバイザーは必要なのか?
僕が感じた意見を書いていきます。
もちろん、僕個人の考えですから、必要かどうかは、質問者さんを含め、読者さん自身で判断してくださいね。
1時間3000円でアドバイザーはどうか?
アドバイス料に関してはこんなもんかなーと思います。向こうも商売でやっていて、肩書もあるとなれば、妥当な値段かと。
ただ、これは質問者さんがうまくなっていればの話です。
人から、アドバイスを受ける、それに対して、お金を払う。
立派な契約です。
で、ふつう契約といえば、対価交換です。同レベルの価値同士の交換。
物の売り買いでもそうです。腹が減ったから、お金を払って食べ物を買った。
その食べ物で、お腹の空腹を満たした。
これなら対価です。お互い満足ですから。
でも、質問者さんの場合、対価といえるでしょか?
アドバイザーは、3000円も取ってアドバイスをしているんです。
だったら、その対価は卓球がうまくなる、いまよりレベルアップする。普通の人より、速く卓球がうまくなる
ですよね。
でも質問者さんにはこれがない。
もし、このまま、上手くならなかったとしても、アドバイザーさんに払ったお金はかえってきませんよね、普通。(違ったらごめんなさい)。
時間もかえってきません。
まだ、返金や、保障があるなら、別ですが、これで対価といえるでしょうか?
しかも、いまのアドバイザーの方は、上手くなるには、練習しかない。
と言っています。もうすでに練習をたくさんしている人に、上手くなるには練習しかないって・・・
この場合、練習してもうまくならないのを治すのが、アドバイザーの仕事なのに、責任放棄してるレベル・・・(^_^;)
しかも、1時間で3000円もとっているのにです。
物の売り買いのように、目に見えている物なら、人は気を使います。本当に対価なのか。自分のお金を払って、買うべきものか。
なのに、目に見えない、アドバイスだと、気が緩みがちです。アドバイスをもらっただけで、対価をえられたと、勘違いしてしまいます。
ですから、もう一度、この辺を考えてみてください。
卓球がうまい人=教えるのもうまいとは限らない
これは、以前、卓球がうまくならない人に卓球教室は必要か
という記事で書いたことがあるので、こちらもできたら参考にしてほしいんですが、
卓球がうまいからと言って、教えるのも必ずうまいかと言うと、そんなことは絶対にありません。
うまくならない人の中には、上手い人=教えるのもうまいとなっている人がよくいます
だから、いまは、上手くならなくても、いずれアドバイスに従っていれば、上手くなる。
と思考停止してしまう人ですね。
大学の教授とかでもよくいますよね。頭はいいけど、教えるのはてんでダメ。
自分は出来ても、人に、教えるのはへたくそのパターンです。中には、難しいことをより、難しく話してしまう人もいますよね(笑)
また肩書のある人が言っていることがすべて、正しいということは絶対にありません。
彼らは彼らの感覚で卓球をしているからです。
僕の思い過ごしなら、良いんですが、質問者さんがわざわざ、アドバイザーの方の肩書を書いてメールしてくれたことから、考えると、もしかしたら、上手い人=アドバイスも良い人となっているんじゃないかと思いました。
さっきの話ともつながりますが、肩書のある人から、教えてもらうと、練習した気になって、勝手に満足してしまいます。
この場合ですと、お金に対しての対価を得られた気になってしまうということですね。
野球教室で、プロを招いても、卓球教室でプロを招いても、そんな劇的にプレーは変わらないことが多いのを見れば、明らかです。
モチベーション的には刺激になりますが、肩書=教えるのもうまいではないので、注意しましょう。
の記事では、良いコーチの見極めについてもさらっとですが、書いていますので、興味があれば参考にどうぞ。
フォーム改造を徹底的にやるというアドバイス
ラリーの練習等、もっとしていく必要があると僕は思います。
前回も書いた通り、フォーム改造にそこまでの意味が見出せませんので、アドバイスが不適切だと、僕は思いますね。
まあ、どうとるかは質問者さんしだいですが。
また、うまくなるのに、苦しさが必要だという考えは、確かに言えるかもしれませんが、苦しいからと言って、上手くなるとは限りません。
これに関しては、前に別の記事でイチローの名言を載せたことがあります。これですね↓
「苦しんだからって報われると思っていたら大間違いでしょう。同じ苦しむにしても考えて苦しまないと。何も考えないでただ苦しんでいてもだめだということですね。
こんなに苦しんでいるんだから、というところに逃げ込んでいたらいつまでも違う自分は現れない。
とにかく考えることですよ、無駄なことを。無駄なことを考えて、言葉にしようとしているうちに何かがパッとひらめくことがあるんです。」
苦しいことをしていれば・厳しい練習をしていれば、いつか報われるだろうというところに、目を向けていては、成功は見えてきません。
練習っぽいことをして、上手くなった気になっているだけなんです。
イチローが言っているのはこのことだと思います。
ですから、もう一度、フォーム改造が必要か考えてみてはどうでしょうか。
それと、アドバイザーの方がどういっているか知りませんが、もし、仮にフォームが壊れても、アドバイザーの方は責任をとってくれるでしょうか?
とらないと思います。
僕は、野球の時に、コーチのアドバイスを受けて、フォームを改造し、結果、壊しましたが、コーチは自分のアドバイスで、フォームが壊れたということに、気づいてすらいませんでした。
そんなもんだと思いますよ。結局は。
ですから、僕としては、フォーム改造には反対ですね。バットアドバイスだと思います。
質問者さんの場合にアドバイザーは必要か?
今までの流れを組んで、現時点でいえることは、アドバイザー、必要ないと思います。
むしろ、つけてはいけないとさえ感じるようなきが・・・
特に今のアドバイザーさんでは危険かと(^_^;)
まあ、だからと言って他の人に代わっもらえば、上手くなるかと言うわけでもないですが。
自分で考えてないと結果は同じなので。
もし、いまのアドバイザーさんと継続していくにしても、もう少し話し合って、アドバイザーさん⇒質問者さんの一方的な支持ではなく、
二人で上達の方向にもっていくべきなのではと感じますね。
もし、質問者さんの意見を聞く気さえない、まともに、きいていない、自分の考えを押しつけてくるというなら、
もうこれは、とっとと、契約を解消した方が良いです。
フォーム改造には、選手生命がかかっていることを理解してない可能性がとても高いですから。
フォーム改造は、本人の理解を得て、納得してから、やるものなので。
自分で考える姿勢とアドバイザーの方との関係について。
・私の場合はメンタルの病気をかかえているので思考能力が無いのがネックです。
とありました。
ごめんなさい。気づかなくてm(__)m
で、僕は、質問者さんではありませんので、
・病気のせいにして考える姿勢から逃げているかも
・病気だから、自分で考える姿勢を身につけられなくてもしかたない
このどちらとも断定できません。この点に関しては、質問者さんの判断次第です。
ただ、最低でも、僕の考えとして言えることは、この姿勢がないと、上手くなるのは厳しいということだけです。
ですから、もろもろの事情はあると思いますが、あきらめずに自分で考える姿勢を養ってみてください。
それと、思考力がないから、毎回同じことを言われると文章的には取れますが、
これちょっと違います。(文章的にとれてなかったら、本当にごめんなさい)
前回も言った通り、人の頭も体も、そこまで器用にできてません。何度も間違えて当たり前ですよ。
同じミス何回もして、何回もして、やっと少しづつ、上手くなっていくもんです。
それに、おなじことを何度も言われるということは、逆にアドバイザーからしてみれば、言うことが他にないから、一応言ってるだけの時もあると思います。
お金払ってもらっている以上、何もアドバイスしないでかえるわけにいきませんから(笑)
それと、そもそもの原因として、アドバイスが筋違いの可能性が高いですし。
ラリーの練習、全くしないで、フォーム改造って
ボール打たないでどうやってうまくなるんですか・・・
打球感なくなったらどうするんですか・・・
しかも全然つまんない・・・
無理ですね(^_^;)
やってらんないと僕なら考えます。
まあ、この考えが正しいかどうかは別として、少なくとも、いまみたいに、自分でいろいろと考える姿勢を持てるとよいですね。
同じことを注意される=思考力がない
と、一発で考えてしまう方が思考力足りてないですから、自分で考える姿勢を大事にしていきましょう。
卓球のアドバイザーは必要か・まとめ
アドバイザーにお金を払うのが本当に対価交換なのか考えよう
卓球がうまい=教えるのもうまいとは限らない
フォーム改造をするときはアドバイザーさんと真剣に話し合うのが大事
この記事を読んでくれた方へのお勧め!
卓球をやっている人に野球関係の本を紹介するのもアレなんですが、目標に対する考え方、成功の秘訣が学べると思います。
さっきの言葉も、この本からの引用なんですが、いろいろと考えさせられますね。イチローの自分の頭で物事を考え抜く姿勢が垣間見えてきます。
まあ、個人的な感想としては、もうちょっとページ数かいて、作者のコメントの割合を減らしてほしいなと感じたんですが、卓球はもちろん、日々の生活においても役立つと思いますよ。
※ちなみに作者は心理評論家の児玉さんという方です。ほかにもイチロー関係の本を書いてる人ですね(^^)
興味のある方は、ぜひ一度、読んでみてはどうでしょうか。