卓球でツッツキは重要か?〜ツッツキの練習はいらない
今回のテーマは卓球でツッツキは重要か?〜練習量とりすぎてませんか?
という話です。
人によっては、このツッツキの技術に、かなり練習量をとる人もいますし、ほとんど、時間をかけないという人もいます。
ツッツキの重要性と練習量の問題を考えてみます。
ツッツキの技術は重要か?
いきなり答えになってしまうんですけど、卓球でツッツキの技術は間違いなく、重要です。
ツッツキができなくて、上級の卓球をすることはまず無理です。
ツッツキできないと下回転がとれないので、レシーブ出来ないですし、どうしてもつなぐしかない場面はあります。
で、ツッツキは重要なんですが、卓球がうまくならない人がおちいる罠が、ここには隠れています。
それは、ツッツキがうまくなる=卓球がうまい、試合に勝てる
という考えになっていることです。
ツッツキは重要なんですけど、だから、試合に勝てるとか、めっちゃうまくなるとかではないです。ここを勘違いしている人がたくさんいます。
確かに、ツッツキがうまくなれば、試合に勝てる確率が上がらないことはないですが、とても効率は悪いです。
極端に言えば、ツッツキをしなくても、全てのボールをせめて入れることができれば、ツッツキの技術、いらないですから。(まあ現実には無理ですが)
だから、効率よく、勝てるようになる=攻撃の練習に時間をあてる
だと思います。
どちらかというと、ツッツキは、つなぎの技なので、ツッツキを極めまくったからといって、卓球がうまくなるか?試合に勝てるか?というと、YESとは言えません。
で、勘違いした卓球がうまくならない人に、よくあるパターンとして、ツッツキの練習ばかりになってしまう人がかなり多い。
ツッツキは重要=じゃあ、ツッツキの練習量がたくさんいる、という思考になっています。
せっかくまじめに卓球に取り組んでて、全体の練習量をかなりとっていたとしても、内容が、ほぼツッツキだけじゃ練習量が多い意味がないです(^_^;)
ツッツキは重要なんですが、勝てるようになるかは別の話ですので、ある程度、ツッツキができるようになったら、そこまで、練習時間をあてる必要はないと思います。
かなり、卓球がうまくなったら、ツッツキを見直してみるのはアリだと思いますが、うまくならない人が、ツッツキを磨いても、勝てる確率はあまり上がらないはずです。
ツッツキができても、攻めができないと、勝てませんし、ラリーできないときついですよね。
中学生レベルの卓球までなら、それでも通用することがありますが、ツッツキだけでは絶対に勝てません。
どれくらいの練習量をツッツキにあてるべきか?
ツッツキが全くできない人
これは、ある程度できるようになるまで、徹底して練習する必要があります。
ツッツキがある程度できる人
他の技を磨いてください。ツッツキはオールでもやってれば、勝手に身についていきます。
できている技の練習量を増やすより、他の技もまんべんなくできる方が速く勝てるようになります。
全部の技を極めた人
ツッツキを再度見つめなおしてみるのもアリです。
ただ、練習量や、時間配分には、充分気をつけましょう。
僕個人としては、ツッツキだけに練習をあてたことは、ほとんどありません。
まあ初心者の時に、形にするまでは、ツッツキのだけの練習にたくさん時間をとりましたが。
なぜかというと、ツッツキの練習は基本、下回転をだすツッツキ→ツッツキを繰り返すのが、メジャーです。(良くても、多少の回転を混ぜてくらいだと思います)。
となると、コレやる意味あるのか?と思っています。
普通に考えれば、
試合で来る球は、典型的なツッツキだけの練習で来るようなぬるい球はあまり考えられません。
回転のわからないサーブをツッツキする場面だったり、相手が回転に工夫をしていたり・・・
なら、オール(フリー)でやって経験積んでいく方が良いと思います。いろんなボールに対処できますから。
どうしても、ツッツキ専用に練習を組むと、縛りが出てきますし、活きた実戦の中でツッツキが有効活用できるという感じにはなりません。
しかも、ツッツキだけするという思考なので、どんな時に使えば良いのか?も身に着けることができないと感じますね。
☆練習にツッツキだけのメニューを取り入れるにしても、ただ普通にやるだけでは、もったいないです。
より実践に近い形でできるように工夫しましょう。
まとめ
ツッツキは重要だけど、試合に勝てるかは別の問題
ツッツキを極める前に攻撃を磨く
ツッツキの練習をするなら、より実践的に
この記事をよんでくれた方へのおすすめ!
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よくある卓球の本は、経験者から見ると、ほとんど基礎的なことでしかないものが多いですが、この本は違います。
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ある程度卓球を経験した方にとって、新しい視点をもたらしてくれるノウハウが詰まっています。
ただ前にも言った通り、すべてのノウハウが絶対正しいとは限らないので、自分がこれは使えると思ったことを取り入れるようにしてください。
※ちなみに初心者の方にはお勧めできないです。ごめんなさいm(__)m
弱点としては、文字が多く、写真が少ないので読みづらいところですが、これは裏を返せばそれだけの情報量が詰まっているということでもありますので仕方ないかと思います。
興味のある方はぜひ一度読んでみてください(^^♪