卓球〜弾く打ち方と擦る打ち方の違いは?
どうもテナジーです(^^♪
前回の卓球Q&Aの続きを書いていきます。
ちなみに、前回の質問に対する回答記事はこちら
では、前回に引き続いて、二つ目の質問に答えていきますね(^^)
卓球Q&A〜弾く打ち方と擦る打ち方
Q・弾く打ち方
弾く打ち方がうまくできません。擦る打ち方との違いを説明してください。
A・まず、弾く打ち方と、擦る打ち方の違いから書きますね。
簡単に言うと、弾く打ち方=回転をかけずに角度を合わせて打つ
擦る打ち方=こすって回転をかける
分かりやすく下回転の例でみると、
弾く打ち方→下回転の量をみて、ラケット角度を合わせることによって入れる
擦る打ち方(ドライブ)→ボールに前進回転をかけることによって、相手のコートに入れる
という感じです。
弾く打ち方が、下回転に対して、ラケット角度を合わせることによって、落ちなくするのに対して、
擦る打ち方(ドライブ)は、回転をかけて、下回転をあげる(前進回転で打ち勝つ)という感じです。
ではもっと詳しく見ていきますね。
弾く打ち方
ボールの回転量に対して、角度を合わせて打つ(弾く)ことです。
「弾く」ですから、スマッシュに近いボールが出ます。
卓球では、一般的に角度打ちを指して弾く打ち方呼んでいることが多いと思いますが、
ただ、ボールを弾いていれば、角度打ちでなくても、弾く打ち方だと考えることも出来るので、
ラリーの打ち方でも弾いていれば、この打ち方だと、理解している卓球経験者も、もちろんいます。
※ここでは、擦り打ちとの違いに着目して解説するので、角度打ち自体がわからない人は、こちらを参考にしてください
さて、ちょっと余計な話が多くなってしまいましたが、弾く打ち方の場合、角度を合わせて打つので、
さっきのように、例えば、下回転がきた場合なら、ラケットの角度を下から、入れてボールの回転に合わせます。
ポイントは、この時に、ボールに前進回転をかけることはしません。
弾くといっているので、ボールとラケットが当たっている時間はとても短く、基本的に打った後は、普通のラリーの回転と同様の、ボールが返っていきます。
ラケットの角度の調整で、下回転のボールに対応しているだけですから。
☆表ソフトで、打った場合は、打ち方はラリーの回転でかえるはずの打ち方ですが、ラバーの性質上、ナックルが出ることもあります。
質問者さんはカットマンと言っていたので、たぶん、このパターンに当てはまると思います。
擦る打ち方
擦る打ち方といっていますが、簡単に言うと、ボールをこする打ち方ということです。
質問者さんの場合、角度打ちとの比較になっているので、つまり、普通のドライブのことを指していますよね。
※一般的な卓球界の理解でも、擦る打ち方=ドライブというのが、ほとんどだと思います。
ドライブを打ちたいときは、ボールに前進回転をかけなくてはいけません。
で、ボールに前進回転をかけるには、ボールに対してラケットを下から振り、こすることが必要になってきます。
ラケットにボールを長くあてて、斜めからこすれば、ボールに前進回転がかかりますから。
※ドライブの打ち方に関してはこちらをどうぞ→卓球〜ドライブの打ち方
☆弾く打ち方の時とはちがい、逆に擦る打ち方(ドライブ)の時は、ラバーにボールが当たっている時間が長いです。
こすっているので、当然ですね。
イメージ的には、ラバーの表面に、ボールが長くくっついて、滑っている、転がっているという感じです。あくまでイメージですけどね(^_^;)
で、まとめると、
擦る打ち方=こする打ち方=こすって前進回転をかける打ち方=ドライブ
ということになります。
弾く打ち方と擦る打ち方、ここが違う!
・ボールが普通の回転ででるか、前進回転で出るか(ドライブの場合)
・ラケットの角度を合わせてボールを入れるか、回転をかけて相手の回転を打ち消して入れるか、
・ボールをはじいているか?ボールをこすっているか?
・直線的な弾道か?(弾く打ち方)、曲線を描いているか?(擦り打ち)
弾く打ち方のコツ
弾く打ち方のコツは、回転量に対する角度があっているか?です。
ラリーのボールなら、普通に弾けば良いので、いつもの角度でよいので、
特別に、角度を合わせる必要はありませんが、ボールに下回転がかかっていたりする場合は、ちゃんと適切な角度を作る必要があります。
これは、卓球〜角度打ちの記事でも、書いていることですが、基本的にこれができていれば、入らないことはあまりありません。
ただ、今回の質問は、弾く打ち方がうまくできないと、悩みが深いので、今回はもうちょっと、具体的なチェック項目を順番で書いておきますね(^^♪
ポイントは3段階です。
1・相手のボールが何の回転かわかっているか?
2・回転量が読めているか?
3・回転量にたいして、角度があっているのか?
弾く打ち方が、上手くいかないということは、このどれかの段階がうまくいってない可能性が高いです。細かく見ていきましょう。
ボールの回転量がわかっているか
まずは、飛んできたボールが何の回転なのか?です。
ラケットの角度を合わせたくても、例えば、ボールが下回転だと、わからなければ、合わせようがありません。
ですから、飛んできたボールが、下回転なのか?ナックル気味なのか、上回転が強いのかなど、ボールの回転をまず、みましょう。
回転量をみる
ボールの回転がわかったら、今度は回転量です。
下回転は、下回転でも、回転量に差がありますよね。
回転量の多い、下回転はそれだけ、ラケット角度を、開かないといけませんし、少ないなら、かぶせ気味に振ると入ります。
ですから、回転量がどれくらいかわかっていれば、どれくらいの角度で、ラケットをだせばよいかが、わかります。
回転量に対して、角度があわせられているか?
回転量がわかったら、最後は、的確に角度を合わせられるかです。
いくら、相手の回転量がわかっていたとしても、適切に角度を合わせる技術がなければ、入りません。
基本的には、
ネットミスが多い→ラケットの角度を開く
オーバーミスが多い→ラケットをかぶせる
ですが、この辺は、細かい感覚で調整が必要ですので、練習してどれくらいのラケット角度を作れば、入るのかを練習していく必要があるでしょう。
また、相手が下回転のボールを出してこなくても、ネットより低い位置にボールがきたときは、
そのまま、打つとネットにかかってしまうので、角度を調整する必要があります。ですから、この点は頭に入れておきましょう。
☆角度打ちは、コツを掴めないと意外と、てこずります。ですから、根気よく練習していきましょう。
最初に言った、一番大事なポイント、相手の回転量に対して、角度を合わせて打てているか?
これを抑えていれば、練習していけばいずれはいるようになるので、頑張ってみましょう。
卓球〜はじく打ち方と擦る打ち方・まとめ
弾く打ち方は、ボールが普通の回転、擦る打ち方は、ボールに前進回転
普通にあてるか、こするかの違いに注意
角度打ちはコツを掴むまでは、けっこう練習が必要